〜商品紹介〜
こんな方にオススメ
- 「チームをよりよくしたい」と思っている!
- チームリーダーとして、どういう振る舞いをしないといけない状況かを把握したい
(※自分なりの解釈がまざっていたりします。一緒に勉強していけると幸いですm(_ _)m)
なお、けっこう日本語では表記ゆれがしてたりしますね
- クネビンフレームワーク
- カネヴィンフレームワーク
- Cynefin Framework
カネヴィンフレームワーク とは
概要
チーム状況がどのような状況かを把握することができるフレームワークです。
4つの枠組 | 混沌(Chaotic) | 複雑(Complex) | 煩雑(Complicated) | 明確(Obvious) |
---|---|---|---|---|
状況 | 因果が不明で、"止血"で精一杯 | 因果は経験則から推定 | 専門家がいれば正しさがわかる | だれでも因果がわかる、安定的な状況 |
対処順1 | 行動をする | 事象を見極める | 問題検出する | 問題検出する |
対処順2 | 問題を検出する | 問題を検出する | 分析をする | カテゴリ分けする |
対処順3 | 対応する | 対応する | 対応する | 対応する |
上記の表等を見て、いま自分のチームがどのような状況に当てはまるのかを認識するためのツールというわけです。
混沌→複雑→煩雑→明確
というようにチームを整えて進化させるとよいらしいです。
例. 開発まわりの4つの枠組みにあてはめてみる
開発の現場とかにいたりするんで、勝手に渡しが解釈した例を、カネヴィンフレームワークの4つの枠組みにあてはめてみます
4つの枠組 | 混沌(Chaotic) | 複雑(Complex) | 煩雑(Complicated) | 明確(Obvious) |
---|---|---|---|---|
インフラの例 (※チームや組織状況ではないが) | 原因不明の障害にて、再起動対処をする | インフラリソースの数値は見えるが、なにがサーバーの負荷等に寄与しているか不明で、メモリ増強などの対処療法をしている | アプリケーション処理でのメモリ使用やCPU使用のボトルネックを特定し、アプリケーションレイヤーでの対処をする | アプリケーション処理も認識しており、処理データ量が増加するタイミングに合わせてインフラ増強の対処をする |
開発チームの生産性をアップする例 | 案件をリリースできる(ただそれだけ) | チームの生産性等を数値化できていないが、経験則から推定される打ち手や一般的なプラクティスを適応してみる | チームの生産性の定義とモニタリングができており(例.案件量、ステップ数、ソースコード変更量、1案件のLeadTime等)、コンサルタントやスクラムマスターなどがボトルネックの特定をおこなって打ち手を打つ | チームの生産性の定義とモニタリングができており、チームメンバー自身が自分達でボトルネックに打ち手を打つ |
なんか、こんな感じではないでしょうか?
チーム状況だけじゃなくても、色々なものに適応できそうですね!
効果的な振る舞いを考えてみた
@「混沌」@「複雑」は、悩みすぎずに打ち手を!
上記の内容とかを見てみても思うんですけど、原因特定が困難な状況で、「根本原因がわかるまで次のアクションをするな!」っていうのとかってめっちゃナンセンスってことですよね?
結構、社会人によくある話なんですが、上司に「○○をしたいなら、エビデンス出しなさい」ってみなさん言われたりしません??
いやいや、チームが複雑さに立ち向かわないと行けないタイミングなんだとしたら、つたないエビデンスを拾い集めるよりも、なにか打ち手を実行して反応を得る方が、チームや組織が前に進むんじゃなかろうかね。
いままで下っ端スタイルで、目の前にある情報のみでPDCAをどうにか回そうとしか考えていなかった3年前ほどの私にとってはかなり勉強になりました。
@「複雑」 to 「煩雑」へ進化したい場合、正しさ(チームKGI)を定義&定量モニタリングすることで推進
「複雑」→「煩雑」へと進化するには、専門家がいれば正しさがわかる状態に持っていくことだとおもいます。
最低限の「正しさ」というのを定義することを実施しなければなりません
最終的に、 正しさとは、なんの数値がどうなることなのか (チームKGI)を設定。またそれをモニタリングできる状況になれば「煩雑」へ進化したと言えるのではないでしょうか??
@「煩雑」 to 「明確」は、チームKGIに影響する周辺の事柄もモニタリングをし、その範囲を拡大することで推進
「煩雑」→「単純」へと進化するには、誰でも因果がわかる状況に持っていくことだとおもいます。
チームKGIが定義された上で、チームKGIに影響する周辺の事柄もモニタリングをし、その範囲を拡大することで推進ことで「明確」への進化が促進されると思います。
チームKGIに影響する活動をどんどんとモニタリングすることで、誰がみても、何がボトルネックなのかが、わかりやすくビジュアライズできるようになっていくと思います。
誰が見ても、チームのボトルネックがここだ!っていうのがわかる状態が作れれば、あとはその解消に専念できますね。
最後に カネヴィンフレームワーク まとめ
- カネヴィンフレームワークを一言でいうとチームの状況を把握できるフレームワークである。
- チームの状況を把握したあとは、チームを状況として効果的な振る舞いがなにかを考えることが大事
- チームを「混沌」→「複雑」→「煩雑」→「明確」といったように進化するには、枠組の差分を埋める活動をすることで促進する
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